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校歌

一、
  都にあっては 侠たらん
  山に潜みては 莽たらん
  朱門の道は  足らずとて
  蓬莱の名に  託すべし
  *おお 蓬莱  蓬莱学園


二、
  泉に妙なる  水をくみ
  岡に霊なる  丹をとらん
  仙渓まさに  峻なれば
  雲梯登るを  好しとせず
  *(繰り返し)

作詞者不祥、曲は大正年間に失われて諸説あり。

校則

一、内汎於外而大由小
(内は外よりも汎[ひろ]くして、大は小に由[したが]う:人間にとって大事なのは中身であって外見では無い、中身があってこそ小さな人間にも大きなことができる、という意味。「内平かにして外成る」「大は小を兼ねる」の言い間違いか?)
二、覆水雖不返盆塞翁馬能呑之
(覆水盆に返らずといえども、塞翁が馬、よくこれを呑む:一度やってしまった失敗は、なかったことには出来ないが、その後で何か良いことがあるかもしれないから、くよくよせずに頑張った方がよい、という意味。原文「覆水盆に返らず」と「人間万事塞翁が馬」を、間違って混ぜたものらしい)
三、不掘墓穴不得墓地
(墓穴を掘らずんば墓地を得ず:意味不明。言いたいことは分かるが、何が言いたいのかよく分からない。「身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ」といったような意味か?一説には晩年の雨木理事長が自分の墓所を指定する際に言ったらしい。原文は「虎穴に入らずんば虎児を得ず」)

初代理事長、雨木惣右エ門の「雨翁訓話」[蓬莱出版、1922年]より