第5回 さて困った(1990年5~6月)
学園は大体育祭で盛り上がり、生徒会長選挙の立候補も開始され多くの候補者が立候補していましたが、受験生で住所非公開(※1)プレイヤーだった私は他のプレイヤーとの交流もなく行き詰まっていました。
しかも私を「冒険!」に誘った友達は3ヶ月で辞めてしまい、本当のボッチプレイヤーに(涙)。
蓬莱タイムズを読んでいると、色々と面白そうな話は載っているのですが、フリーアクションを掛けると体力が無くなって死んでしまう(※2)という話だったので、フリーアクションは最後の武器だと毎月定番行動で体力を上げつつ、情報を集めていました。
成功した人たちはバンバン情報交換してフリーアクション掛けてたんですけどね。ええ。
さて、どうしたもんかと思っていたのですが、生徒会長選挙が始まると同時に、非常委員会生徒指導本部(SS)が演習を始めたり、学園探訪に軍事研究会が載ったり、「ああこれはクーデターが起きるな」と思わせる話があちこちに出始めたので、軍事研と航空部所属のキャラとしては「打倒クーデターだ」と意気込んで初めてフリーアクションに挑むことにしたのでした。
※1)
ネットゲームは郵便を用いて情報交換をするために、他の参加者に住所を公表するかしないか選択することが出来ました。
公開にしているとアクティブな他のプレイヤーから連絡が来たりしてより情報を入手しやすくなったり、一緒に行動することが出来たのですが、なんせ初めてのネットゲームだし受験生でしたしねぇ。
※2)
実際に死亡したキャラもいます。