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第2回 はじめてのリアクション到着(1990年2月)

年が明けて1990年の2月15日。プレイヤーのところに遊演体のロゴが入った封筒が届きました。封を切ってみると、そこには蓬莱タイムズと共にはじめてのリアクションが!
『冒険!』は今各社で行われているメイルゲームとは違い、予め決まった選択肢を選択する「定番行動」と、特定のキーワードを入れる必要がある「自由定番」、そして全く制約のない「フリーアクション」の三つがありました(※1)。
プレイヤーはそのどれかを選び、遊演体に送るわけです。もちろん、フリーアクションの方が定番行動よりも成功する確率が低いのは当たり前(しかも、フリーアクションが失敗すると1回分無駄になる)ですが、リスクが高い分成功したときに帰ってくるものは大きく、ゲームが進むにつれてフリーアクションを選ぶプレイヤーが多くなっていきました。
でも、それはまだ先の話。この段階ではまだ様子見がほとんどだった様です。
第2回目からの参加となった私の手元にはじめて封筒が届いたのもこのときでした。蓬莱タイムズと謎の断片を手にネットゲーム初参加の私は???になっていましたが、実はすでにこの段階である同人誌には初期断片の完全版と、それに隠された暗号の殆どが解かれていたのです(※2)。
そのことは『蓬莱学園の復刻!』にも書かれていますが、過日、はざま君(※3)の家でその同人誌を見せて貰い驚くと同時に興奮しました。

でも、ネットゲーム初参加の私はそんなこともつゆ知らず、友達と一緒に次回どうしようかうんうんうなっていたのでした。
結局、臨時講師試験を受けると共に、瓜生乙姫副会長(※4)に会いに行くという定番行動を選んだのですが、さてどうなることやら。
それは次回の講釈で。

※1)
ここら辺の詳しいことは、ほぼ同じシステムを採用している『蓬莱学園の黄昏!』のルールを参照して下さい。

※2)
後に生徒会長になる人や、副会長になる人や、外務委員長になる人などが関わっています。 13賢人同盟って奴ですね。

※3)
体育祭の競技結果の集計を真面目に行い、十二階遊びを再発見した式典実行委員会副委員長(後に委員長)

※4)
重要NPC。正体は九尾の狐。いろいろ思い入れがあるのですが、その訳は回が進むごとに明らかになるでしょう。